医薬経済オンライン

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日本の薬機規制 その批判的考察

真の構造改革を迫られる新薬業界

第41回 ―後発品業界だけではない―

元厚生労働省(薬系技官)津田重城

2024年6月1日号

 厚生労働省は、「負け組」なのではないか。社会ではその担当分野から法令系、医系よりも存在感に欠ける薬系の、幹部も務めていない筆者が、大それたことをあえて言うのをお赦し願いたい。  昔のエピソードを紹介したい。通商産業省の高官に大声で笑われてしまったことがあった。日本の名門大学の総長補佐としてご活躍されている、"後継省"(経済産業省)の少壮官僚とおぼしき人から、多分、国際的な「健康」に関する高尚な研究の一端をお聞きした時のことだ。  当時(19年9月)厚労省では、大きな議論を巻き起こした「再編統合について、とくに議論が必要な公立病院・公的病院のうちの424病院のリスト」を公表したところであった。  厚生労働省は、「負け組」なのではないか。社会ではその担当分野から法令系、医系よりも存在感に欠ける薬系の、幹部も務めていない筆者が、大それたことをあえて言うのをお赦し願いたい。  昔のエピソードを紹介したい。通商産業省の高官に大声で笑われてしまったことがあった。日本の名門大学の総長補佐としてご活躍されている、"後継省"(経済産業省)の少壮官僚とおぼしき人から、多分、国際的な「健康」に関する高尚な研究の一端をお聞きした時のことだ。  当時(19年9月)厚労省では、大きな議論を巻き起こした「再編統合について、とくに議論が必要な公立病院・公的病院のうちの424病院のリスト」を公表したところであった。

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